カテゴリー別アーカイブ: あ行|ビジネスホン(ビジネスフォン)用語集

あ – ビジネスホン(ビジネスフォン)用語集01

アーラン/あーらん
電話回線などの通信回線の設計に用いられる国際単位。トラフィック量(呼量)を指す。1アーランは1回線を1時間継続的に占有使用したときの呼量。「アーラン」とはトラフィック理論の創始者「アグナー・アーラン」から。

アイエフネット/あいえふねっと
インターネット、050 IP電話サービス、ネットワークカメラサービス等を提供する、主に法人顧客向けのISP(インターネットサービスプロバイダー)。「IFNet」と表記されることもある。

アウトバウンド/あうとばうんど
主にコールセンターの発信業務のようなことを指し、事業者が顧客へ電話をかけることで、電話による営業のこと。「インバウンド」の対義語。

アクセスチャージ/あくせすちゃーじ
主に電話サービスと情報通信サービスにおいてやり取りされる、回線やネットワーク接続の際の通信事業者間でやり取りされる接続料金の総称。通信事業者が他の通信事業者の通信網を使用するときの使用料のこと。

アクティブセンサー/あくてぃぶせんさー
近赤外線を感知する装置のことで、防犯や監視用として利用される。自ら発射した赤外線ビームを遮ったり、反射した物体を検出する。アクティブセンサーでは近赤外線を使用するが、遠赤外線を使用するものを「パッシブセンサー」という。

あ – ビジネスホン(ビジネスフォン)用語集02

圧着工具/あっちゃくこうぐ
モジュラーケーブルを作成するための工具。ケーブル先端にコネクタを接続してから、圧着工具で挟み込み圧縮させてくっつける。

アナログ回線/あなろぐかいせん
昔からある電話回線のひとつで、データの送受信をアナログ信号でおこなう。一般的に電話といえばこのアナログ回線を使用するものをいう。デジタル信号で行うものを「デジタル回線」という。

アナログコードレス電話機/あなろぐこーどれすでんわき
初期からあるアナログ式のコードレスタイプの電話機で、通常はFM音声を使用するため盗聴を防ぐ防止機能が搭載されている。一般にMCA方式で他の無線局使用が無いか確認して、電波を発射するように設計されている。アナログ方式に対して、デジタル方式のコードレス電話機を「デジタルコードレス電話機」という。

アプライアンス/あぷらいあんす
家庭用ゲーム機や単機能サーバ、Web閲覧・メール送受信専用端末など、標準化された特定の機能に特化した機器の総称。余計な機能を削除していることから価格を安く抑えられる。

あふれ呼/あふれこ
電話回線にコールが集中し、溢れる(話中状態になっている)こと。発信者からすると話中音が流れている状態であり、電話が繋がらない。

い – ビジネスホン(ビジネスフォン)用語集01

イエローケーブル/いえろーけーぶる
主に幹線用に使用される同軸ケーブル。10Base-5ケーブルのことを指し、Thickケーブルとも呼ばれる。ケーブルの色が黄色であることが多かったため「イエローケーブル」と呼ばれた。しかし現在では使われていない。

イチリッツ/いちりっつ
平成17年1月1日よりNTTが開始した、通話料金サービスのこと。NTTのマイラインかマイラインプラスに加入が必要となるが、県内通話が距離に関わらず一律の通話料金となる。

一斉呼出/いっせいよびだし
あらかじめ登録しておいたグループ単位で、複数の電話機を一斉に呼び出すこと。ナースコールなど、緊急時の呼び出しに使用されることが多い。

移動体通信/いどうたいつうしん
モバイルコミュニケーションともいわれ、携帯電話やPHSなどが代表的。電気通信をおこなう端末のうち、片方または両方の端末が移動可能な通信の総称で、通信手段には無線を使用する。

イニシャルコスト/いにしゃるこすと
何かを新規で導入するときや、はじめるときに必要となる費用(コスト)のこと。機器の購入代金など。導入してから必要になるコストを「ランニングコスト」という。

い – ビジネスホン(ビジネスフォン)用語集02

インカム/いんかむ
「インターカム」ともいう。正式には「インターコミュニケーション」という。ヘッドフォンとマイクが1つになっている機器のこと。「ヘッドセット」という呼び方をすることもある。

インターフェース/いんたーふぇいす
二つのものが接続・接触する箇所や、両者の間で情報や信号などをやりとりするための手順や規約を定めたものを意味する。人と機械間の複雑な操作手順や規則には、ユーザーインターフェイスという言葉が用いられる。

インバウンド/いんばうんど
事業者が顧客からの電話を受けること。主にコールセンターの受信業務のようなことを指す。対義語として「アウトバウンド」がある。

インフォーマルコミュニケーション/いんふぉーまるこみゅにけーしょん
組織や集団内での雑談などを指し、非公式なコミュニケーションのことをいう。それに対して、会議など公式なコミュニケーションを「フォーマルコミュニケーション」という。

インバンドリンガー/いんばんどりんがー
アナログ専用線用の電話接続装置の総称で、DP信号を3.4kHz内の可聴域信号に変換し搬送する装置のこと。英語で「in band ringer」と表記する。

う – ビジネスホン(ビジネスフォン)用語集

ウィルコム/うぃるこむ
2005年2月に「DDIポケット」から改称した、PHS事業を行う電気通信事業者のことで、低価格を売りにしてPHSのサービスを展開する。PHSの日本国内におけるシェアは第1位。2010年に会社更生法に基づいて経営再建の手続きに入る。その際、ソフトバンクの支援を受けた。その後2013年に会社更生手続きを終結させた。現在はソフトバンクの連結子会社である。

迂回着信/うかいちゃくしん
電話回線の一つが話中のとき、同一契約者の別の電話回線に着信を転送すること。あらかじめ転送先の電話番号を設定する必要がある。

裏番号/うらばんごう
裏電話番号ともいう。一般に公開されてある電話番号のほかに、業者とのやりとりや時間外対応などに使用される電話番号のこと。

え – ビジネスホン(ビジネスフォン)用語集01

エーシーアール(ACR)/えーしーあーる
「Automatic Carrier Routing」のこと。各電話会社の通話料金を比較し、なるべく安い電話会社を利用するように自動で識別番号をつける機能のことで、電話機や専用アダプタに内蔵されていたが、すべての電話会社の比較を行うわけではなく、かつ、割引サービスの比較は行われないので、通話料金が必ずしも安くなるわけではない。そのため、現在ではACR機能を内蔵する電話機はほとんど市販されていない。

エコー/えこー
音の反響やこだまを意味し、送信した音声やデータが再び戻ってくること。電話の場合、遅延した音声が二重に聞こえるため、通話に支障をきたすことになる。そのため、エコーを除去するための研究が続けられている。

エコーキャンセラー/えこーきゃんせらー
電話のスピーカーから出る音をマイクが拾い、エコーやハウリングを起こすことを防止するために電話機の中に内臓されている機器や技術のこと。

エコマーク/えこまーく
消費者が環境に配慮された商品を選ぶ基準となる、環境への負担が少ない商品への目印で、エコマークを使用するには日本環境協会の認定及び契約が必要となる。

え – ビジネスホン(ビジネスフォン)用語集02

エスカレーション/えすかれーしょん
顧客からの問い合わせに対し、最初の受付者で解決できない場合、管理者へ電話と画面情報を同時に転送し、対応を任せること。

エヌティーティー(NTT)/えぬてぃーてぃー
日本電信電話株式会社(Nippon Telegraph and Telephone Corporation)のこと。国営の日本電信電話公社を民営化した企業。政府が3割以上の株式を所有している特殊会社で、電話回線維持などの義務を負う。1985年に民営化されたのち、1999年に東西NTT、NTTコミュニケーションズに通信事業を譲渡し、持ち株会社化した。

エムディーエフ(MDF)/えむでぃーえふ
「Main Distributing Frame」の略で、主配線盤のこと。主配線装置とも呼ばれ、電話局やオフィスビルや集合住宅などに設置されている通信線路の集線盤で、各住戸に配線するために中継をする。

エーユー(au)/えーゆー
KDDIと沖縄セルラー電話が提供する、移動体通信のブランド。KDDIはIDO・DDI-セルラーグループを母体とする会社。

お – ビジネスホン(ビジネスフォン)用語集01

オートコール/おーとこーる
ボイスメールやFAXが届いた時、自動的に呼び出しコールをする機能。

オートダイヤル/おーとだいやる
モデムの機能の一つ。電話回線に接続されたパソコンなどの端末から、指でダイヤルすることなく自動的にダイヤル信号を発信する機能。電話回線を利用したインターネット接続であるダイヤルアップ接続などで実行されている。

オートリピートダイヤル/おーとりぴーとだいやる
発信電話先の相手が話中の場合、一定時間ごとに自動で再ダイヤルし、相手が電話に出るまで呼び出す機能。電話に出たら通話を開始する。

置き型電話機/おきがたでんわき
オフィスや家庭などで、卓上に置くタイプの電話機。普通の電話機のこと。

追っかけ転送/おっかけてんそう
電話機の転送機能の一つ。最初に設定した転送先を呼び出し、応答がなければ登録されている別の転送先の呼び出しを開始する。

おとくライン/おとくらいん
ソフトバンクが提供する法人向け固定電話サービスで、ソフトバンクテレコムの交換機で利用者同士を直接繋ぐ、直収型電話サービス。NTT通信設備を介すことがないので、基本料金を含む支払いはソフトバンクテレコムに対してだけとなる。

お – ビジネスホン(ビジネスフォン)用語集02

オフフック/おふふっく
電話回線を繋げるために、電話機に付いているフックボタンを上げること。すなわち受話器を持ち上げた状態。反対に、受話器を置いた状態を「オンフック」という。

お待たせメッセージ/おまたせめっせーじ
同時に複数の着信があった場合、対応ボタンを押すことでお待たせメッセージが応答するシステム。一定時間内に応答できない場合、留守番電話に切替わり、着信履歴に相手の番号を残す。

親機/おやき
親子電話で、電話回線に直接接続された電話機のこと。コードレスタイプの子機がセットになっている。親機がコードレスであることはほとんどない。

親子電話/親子電話
親機と子機がセットになった電話機。大抵の場合、親機がコード付きタイプで子機がコードレスタイプとなっている。外から掛かってきた電話を親機と子機のどちらかで受けることができると同時に、親機と子機の間での内線通話が可能。

音声応答機能/おんせいおうとうきのう
掛かってきた電話に対して、事前に録音していた音声によるガイダンスを行う機能。

お – ビジネスホン(ビジネスフォン)用語集03

音声メール/おんせいめーる
ボイスメールとも呼ぶ、音声データを添付した電子メールのことで、メール受信者が開封すると、音声が再生される。ほかの人に送信するだけでなく、自分宛に送ることで、後で録音した音声を再生できる。ボイスメモとしてメモが取れないようなときの緊急用に使用できる。

オンフック/おんふっく
電話回線を切断するために、電話機に付いているフックボタンを押すこと。すなわち、受話器を電話機に戻すこと。反対に、受話器を持ち上げた状態を「オフフック」という。

オンフックダイヤル/おんふっくだいやる
電話機の受話器を置いた状態(この状態を「オンフック」という)で電話機にあるオンフックボタンを押し、受話器をとらずにダイヤルする機能。相手が電話に出てから受話器を取り上げると通話を開始することができる。なお、相手には受話器を取り上げる音が聞こえる点に注意。